荒野を旅していると心が荒む。
下の写真では、変な幽霊みたいに半透明なやつらにダメージが通らないし、ゾンビの弓兵が何体もわいてくるしで本当に危なかった。
だが、そんな中、心が安らぐキャンプを見つけた。
聞くところによると、その流浪人たちのキャンプの長老が盗賊どもから大事なタリスマンを守るために一人でどこかにいったらしい。
Act1 でも大事なものを持ってどこかにいっていた鍛冶師がいたが、この世界では大事なものは一人で隠れて守るのが常識なのだろうか。なぜみんなで守らないのか。それは置いておこう。
弓兵を従えたタフなヒーローや、巨大蜂を倒して、洞窟を抜けると、こわれた遺跡のような場所に出る。
そしてそこに、探していた長老が伏せていた。
せっかくリフトを出せるのだから、ここからワープさせる選択肢があってもよさそうなものだけれど、それは出てこない。
キャンプにもどり、タリスマンを渡したら、もう長老は死んだことになっている。
長老はまだ生きてるんだけど、助ける選択肢がでてこない。
無力だ。
プレイヤーは、開発者が用意した手段でしか、その世界に干渉できない。
そんな当たり前のことが、この空虚な荒野にいると歯がゆく感じる。
そういえば、さきほど、長老の元に行く前に抜けた洞窟でボスを倒したことで、名声があがった。
しかし、名声よりも長老を助けられないむなしさがつよい。
長老がこうなったのは盗賊や近くの荒くれ者どものせいだ。
この廃坑で見つけたダイナマイトで奴らが作った包囲網のバリケードを破壊する。
名声なんかよりよっぽど気分がすかっとした。
長老は何を思い、一人、死を待つのだろうか。
諦めか、満ち足りた気分なのか。私には想像もできない。
ダイナマイトが長老たちへの祝砲になればと思う。
つづく
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