前回は、物語の呪いという比喩で #12 の盛り上がりのために話を転じてしまうことの弊害について書いた。
正直、前回は書いた通りマモルくんがロボを操るシーンくらいしかニヤッとしなかった。
今回感想をかかせてもらう最終話も15分あたりで「なんだこれは?低予算ではしょったか?」と思ったが、総じてみると良かった。
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テレビアニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』公式サイト - https://16bitsensation-al.com/
ここからはネタバレもあるかもしれない。 筆者の中でこの話で一番好きな回は #2 の平成初期の 90 年代、PC ショップの 2F で数人で細々とゲーム開発をしている話だ。これは間違いない。
しかし、今回の話の最後は、ゲーム制作をしたいものならばグッとくる終わり方なのではないだろうか。
「終わりよければ全て良し」という過去の過ちや犠牲をないがしろにした生き残った者の傲慢な言葉もあるが、「みんなやってるからあなたも我慢しなさい」と同じくらいに合理性に欠けると思う。
結果よりプロセスもまた、結果が悪いときの言い訳に使われることもあり好きではない。
要するに「終わりよければ全て良し」も「結果よりプロセス」も極論なのだ。 どちらもいい塩梅になっていることが参加者を幸せにするのだと思う。
そんな適当に今作った話はともかく、16bitセンセーション ANOTHER LAYER #13=最終話は、途中、タイムトラベルが重要な点になる。 もちろんそれについての説明はあるのだけど、シーンとしてはないに等しい。 ナレーションで済ませた感じだ。(正確には説明のセリフだが)。
だから、一瞬、その直後のシーンが理解できなかった。 ただ、デジコがビルの幅よりもでかいディスプレイで映って喋っている(声優の欄にもきちんと真田様の名前がある!)のは、個人的によかった。 最近デ・ジ・キャラットも令和バージョンを出したが、令和のサマースペシャルなども期待したい。
話がそれた。本題に戻す。
私は、その肝心のタイムトラベルの過程をみたかったのだが、そこが私の記憶が確かならば省略されてしまっている。 説明は確かに聞いたが、そのプロセスをみたかった。 しかし、そう思った数分後には、”ゲームを一緒に作ろう”というゲーム制作を志す者にとっては最高の言葉のひとつが、優しくささやかれるハッピーエンドなのである。
その前に、未来の他のキャラクターたちと一緒にゲーム制作をするところもよかった。 できたら、それだけで1話にはしてほしいと思うが、アニメという制約で、一般受けするネタを出すのも難しいのだと思う。
まー、多少は、省略したところはあり残念ではあるが、「結果的に良いよね」と思わせるには十分なテンポの良い展開だった。
ゲーム制作には夢がある。人はみんな違う。持っているカードも時代で価値は変わる。 誰もが自分のカードで夢を堂々と語って暮らせるゆとりのある優しい世界に転びたい。
良いお年を。 |
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