悪魔的な実験をしていた Act1 ボスを倒した後の Act2 は、いきなり銃をぶっぱなしてくるようなガンマンや野生動物が荒れ狂う荒野だった。
中には Act1 の地下実験場でみたようなわけのわからないやつもいた。
そんな荒野を進んでいくと、遺体があった。
いつものようにアイテムを手に入れようと触れると、話しかけてきた。
どうやら、商売の相方に裏切られて瀕死らしい。
そいつは荷車のわだちの先にいるらしい。
すぐにおいついたが、話をきくと、こちらはまるで違う話をしている。
女性が襲われそうになり、しかも逆上して襲ってきたから、返り討ちにしたらしい。
結局、どっちが本当かわからないから、約束の取り分だけをもらって、卑劣漢かもしれない依頼人の元に戻る。
しかし、やつは骸になっていた。たった1分程度、ゲーム世界のやり取りを考えても30分程度のことだ。
このときの空虚感が何とも言えなかった。
すぐに風で消えていきそうだ。
安易に相手を倒さなくて済んだとも思えるが、半分の分け前を渡そうと思っていた相手が骸になっていたのは、この荒野のように不毛に思えた。
真相がどっちだったかは、襲われたという女性の話を聞くまではわからない。
もう一度荷車の男に話しかけた。
「一人にしといてくれ」
男はいった。私もそんな気分だ。
荒野の空虚な風が吹く中を無心で進む。
つづく(この感じで続くとはいってない
コメント
コメントを投稿