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相棒 season 22 #12 感想「序章にしても脚本が棒すぎる。長いCMのような退屈さ」

ネタバレを含むかもしれない。

 今回の話は、以前からのライバル、まさに相棒の真の敵が暗躍する事件であることは事前に知っていた。
そういったことからも、今回だけで終わる話ではないと思っていた。

最初はなんとなく面白い出だしだった。
しかし、小銭を袋につめた武器は、20年以上前に何かで犯行を隠しやすい武器として有名だし、監獄実験もだいぶ前に話題になったときに知っていた。

要するに時代遅れな、それでいて組み込みやすい右京さんを頭よく見させるようなキーワードでつなげただけの話だった。
しかも、序章のような扱いなので、すっきりとは終わらない。

期待するとしたら、どの程度謎めいて不気味めいて見えるかだ。
しかし、これも、先ほどのどこかで聞きかじったようなキーワードと、誰でも次が予測できる法則性を印象づけるだけの単調なものだった。

これでは前回の刑事ドラマとして楽しめた回よりもひどい。

亀山君の演技も、ちょっと調子に乗り過ぎていて、ホームレスに事情聴取するところはさすがにやりすぎて逆に相手をあおっているように見えて腹立たしかった。
亀山君ですら、昔の熱血漢で右京さんの嫌な部分は毛嫌いしたりする部分を忘れ、飼い主にだけ従順で他にはピエロのような振る舞いをするバランスに微妙に変わってしまい残念だ。監督もこれでいいとおもっているのが不思議だ。(あるいは監督よりも偉い人が現場にいて文句をいえないかもしれない。そんな話を別の名物ドラマできいたことがある)。

唯一おもしろかったのは、右京さんが「ピンポンしちゃまいしょう」といったような言葉を使ったところだったが、それすらも本当に面白いというよりは、右京さんらしくない言い回しだなと思ったからだ。

真の敵も、この開発スタッフ(ストーリーに口出しできる演者や出資者も含めて)で作り続けていくのならば、今の右京さんと同じように雰囲気だけでうすっぺらな役回りで終わりそうだ。
なんとか、この話の流れだけでも以前の初期の作家陣に作ってはもらえないものだろうか

何度も初期の珠玉のミステリードラマを渇望したが、最近はブログに書いている通り、ミステリーではなく刑事が活躍するドラマとして楽しもうとしていた。
今回はそれすらもなかった。出だし5分で最期までが予想通りな退屈なCMでも見させられていたようだ。

刑事ドラマを作りたいという気持ちでやっているのかとも思ったが、それにも裏切られた気持ちだ。
もう新しい別のドラマをやったほうがいい。

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