僕はファミコン世代だ。
カセットを買って挿せば違うゲーム空間で遊ばせてくれる素晴らしいハードウェアだ。
しかし、それはソフトウェアから見た呪縛でもある。
そのハードウェアで許容される範囲でしか表現ができないからだ。
ライセンス料なども考えると、さらにえぐい牢獄にソフトウェアはつながれていたことだろう。
もちろん、プレイヤーは、カセットを入れ替えるだけで様々な世界で遊べる楽しさを享受していた。
その点で、ハードウェアが優位に立っているべきなのかもしれない。
しかし、ハードウェアが変わるたびに、今までのソフト媒体がゴミになる。
とても悲しい。
ファミコンが出た80年代は、パソコンはとても高価で複雑なものだった。
しかし、今はパソコンでゲームをする人も多い。
そろそろ、ハードの檻に入れられたゲームソフトから、ゲームがハードを指定する時代になるべきだと思う。
steam は、PC に求める要求スペックがまちまちで難しいかもしれない。
それでも、とても良い選択肢の登場だと思う。
CERO という、よくわからないが、そのゲームをプレイしてよい対象年齢を表示するものが当たり前になっている。
それと同じように、A,B,C,D,E程度のランク分けで、ソフトを販売できるように変革すれば、プレイヤーはハードウェアの呪縛に縛られず、使うハードウェアが変わっても楽しめるよりよい時代になるのではないかと思う。
フラフープ大のリングを操作したり、リモコンを振るような、ゲームパッドとは違うコントローラを売りにしているハードウェアは有用だと思う。
昔も、銃の射撃をまねたものや、9マスの上で足踏みするコントローラがあったのを思い出す。
それらのユニークなコントローラはハードウェアに縛られていた。~専用と。
しかし、USB が当たり前になった今、コントローラはコントローラで作り USB でやればいい。
一つのゲーム機としたハードウェアで固める必要はない。
ソフトウェアもハードウェアに縛られず、ハードウェアへの要求スペックをさきほどのA,B,C,D,E程度のランク分けで済ませて、ゲーム機や PC などでそれ自身の対応しているランクを表示すればよいと思う。
必要なコントローラがあれば、それだけ USB 機器として買えばよい。
あまりに複雑と思えば、きっとそれを教えてくれる無料サイトや商売ができるはずだ。
今のゲームソフトは、さまざまなハードウェアに対応するものが増えてきた。
逆にハードウェアで縛ることのメリットは、少なくなってきたと思う。
さまざまな環境に合わせてソフトを作るのはとても難しいと思う。
だから、CEROのような基準をいくつか設定して、それらを満たせばゲームができるようにすれば、もっと自由なゲーム開発、プレイができるのではないかと妄想してみた。
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