スキップしてメイン コンテンツに移動

ccui の GUI は便利!だけど資料が少ない

前回は、cc.Menu を使った手抜きボタンを作成しました。


ccui は TextField を一度使ったのですが、 cc.EditBox のほうが便利だし、 ccui は検索しても資料が少ないから便利そうだけどしばらくは保留だな('∀`)と思っていました。


ところが(・`ω・´)!


ccui はすごく便利なライブラリでした。


私が便利だな~(´∀`)と思ったベスト3を発表します。


(1) Widget


入れ物として優秀。さまざまな部品を組み合わせてひとつの GUI としてまとめるのに便利です。


内部でサイズを設定するときに _updateContentSizeWithTextureSize という関数を使っていることにちょっと違和感があるのと、 getSize という getContentSize との違いが微妙なインターフェースがあることがちょっと不満ですが、 GUI を作るときはこれをベースにするとよさそうです。


(2) Button


画像と文字列を組み合わせたボタンを簡単に作れる。「あれ?前回のは?」と思っても口に出さないのが優しさだよね(´・ω・`)


イベントの設定も addTouchEventListener でさくさくです。


サイズの変更を setSize ではなく setContentSize でやるとうまく動かなくなることがありましたが、それ以外はさくさくです。


(3) ListView


Widget をぽんぽんと放り込むといい感じにクリッピングしてスクロールできるリストを表示してくれる素敵なウィジェットです。


なんか、アイテムの選択イベントも送ってくれるらしいのですがつかってません。


 


逆に数時間を使っても何これだめじゃんヽ(`Д´)ノとなった要注意 GUI はこんなかんじです。


(1)ScrollView


なんか TMXTiledLayer とスプライトの上で配置したりすると、クリッピング表示がだめだめになる。


そのうち ScrollView はクリッピングしないのかなとか混乱しだして、 ClippingNode と組み合わせるも、表示が意味不明になってしまう。


その後 cc.ScrollView でコンテンツくわせてサイズ設定したら、クリッピングも完璧にやってくれたので、 ccui よりも cc のほうが良い GUI もあるんだね(´・ω・`)と思いました。ブランドがいいからってその商品がなんでもいいわけじゃないのと同じだよね。そういうことだね。


(2)TextField


冒頭でも書いたとおり、 cc.EditBox のほうがお手軽で思ったとおりなことをさくっとできるので、あまりいじり倒す前に飽きました。


(3)Text(Label)


とりあえず ccui のほうがすごいから、 ccui のラベルつかおーぜーと思ってたら、 TextField などと同じだったパターンです。色の設定のインターフェースが見つからない。cc.LabelTTF なら簡単に設定できる。じゃー、 cc のほうでいいねという感じ。


作業の報告


とにかく ccui も使うことで、さくさくと GUI が作れるようになってきて、 MazeChat の UI まわりがだいぶ素敵になりました。


仮想スライドパッドとチャットウィジェットは自作の GUI でちょっと自信作なのです(*´σー`)エヘヘ


もっと整理できたら gist とかに載せようかなと思いつつ、冒頭の思いつきで書き始めた ccui ランキングで疲れたので、今回はここらへんにしようと思います。


あと、NPCとの対話もできるようになりました!選択肢による分岐もできて自分で作った会話パターンで会話してにやりとしてしまったときは、俺ってさびしがりなんだなって思ったよ(´・ω・`)ノシ<マタノー


f:id:SakuraCrowd:20140908195234p:plain 


素材はフリー素材のぴぽや倉庫さんの画像と魔王魂さんの音楽を使っています。フレームワークは cocos2d-js 3.0 rc1 を使っています。


 


コメント

このブログの人気の投稿

QTableView で表を表示してみる

タイトルは駄洒落を狙っているわけではありません。 こんばんわ SakuraCrowd です。 今回は今作っているソフトの経過報告です。 最近のブログのパターンは、 「XXX作ったよ。これがスクリーンショットね。あとこんなこと思ったよ。」 という流れですが、 今日はできていないソフトの部分的な話なので、 いつもよりもプログラムちっくな話になると思います。(´Ծ_Ծ´)メガネノトキハマジメブッテル QTableView は GUIライブラリ Qt のクラスです。 それを Python で使うための PySide というライブラリを使っています。 某表計算ソフト っぽい表の GUI です。 このデータの日付が 09/01 なのでおそらくその日に   QTableView 使うぞ!(`・ω・´) とサンプルデータを作ったのでしょう。 Qt Designer という GUI エディタを使うとポトペタでウィンドウを設計できます。 選択できる GUI の中に QTableView と QTableWidget があります。 どちらも上のような表の GUI です。 QTableWidget は 簡単 に値をいれたりできます。 Qt Designer 上で直接編集 することができるので、 サンプルの表を簡単に作ることができます。 それに対して、 QTableView は Qt Designer 上では値を編集できません。たぶん。 QTableView の強みは MVC の構造 を使えることです。 名前のとおり QTableView は View です。 これにデータを管理している Model オブジェクトを設定して使います。 Model クラスを作る手間がかかりますが、 GUI の細かな操作をしなくても Model に応じた表を表示してくれます。 Model は QAbstractTableModel を 継承 して作ります。 コンストラクタで基底クラスの処理を呼び出し、いくつかの純粋仮想関数をオーバーライドします。 def __init__ ( self , parent= None , *args):...

和風狩ゲー「WildHearts」プレイ日誌(ツイートまとめ)

幻想的な和風のおとぎ話の世界のような雰囲気で始まる、カラクリで戦略が広がる狩ゲー 「 Wild Hearts 」のプレイ感想(主にツイート)のまとめです。 通常価格は1万円近くしますが、Steam のスプリングセールで 85 % オフの 1, 455 円で購入しました。 カラクリは思ったより全然簡単に出せて面白い!幻想的なマップと御伽噺のような獣たち 20250317 https://x.com/SakuraCrowd/status/1901213871937134633 カラクリ(最初はハコ)を一瞬で配置してそれに乗ってジャンプ強攻撃したり、高い壁のぼったりする要素が新しい。 すごく感動したのが、マップのおとぎ話のような幻想的なデザイン。 フィールドには入れる小屋があったり、それを壊されたり、ダイナミックなステージの変化も楽しい #WildHearts 武器強化や図鑑がこれから増えていくのを思うとワクワク!20250316 https://x.com/SakuraCrowd/status/1901215264269906190 武器を細かく強化していけそうなのがわくわくする 野営地に置く鍛冶の施設とかも少しずつ解除して、好きな位置に配置できる あと討伐した敵の情報も倒した数で詳細な情報が見られる #WildHearts 1バトル5分だけどハラハラ!初の武器強化! 20250317   https://x.com/SakuraCrowd/status/1901597289082405135 ハナヤドシを5回狩ると図鑑が詳しくなって、生態の説明の他に、レアなアイテムを落とす部位もわかった。 しっぽの先についている塊に栄養を吸い取られているためにいつも貪欲らしい。 その塊を何とか3回部位破壊して今作れる一番強いからくり刀できた 一戦5分くらいでできるのがいい #WildHearts コハクヌシを倒して氏繁救出!マグマみたいなのは琥珀だったのかー 20250317 鍛冶師のなつめが言っていた、氏繁をコハクヌシから助ける コハクヌシの住処の洞窟の上から声がして、探してたらやられてしまったw そのあとまたその場所に戻ってバトル再開して勝った 氏繁はなんか飄々としていて、まじめななつめとの3人の旅が面白くなりそう #WildHearts カラカラとなったらコダマを探すの...

LibreOffice Writer 文書の差分 (WinMerge x TortoiseGit) + 社畜PCの原因と対策

お久しぶりです。皆様におかれましてはお風邪などをひかれてはいませんでしょうか。 春と秋だけあればいいのにヽ(`Д´)ノとつい思ってしまう SakuraCrowd です。 今日はいつものような製作日記ではなく、ちょっとした役立つメモを書きました。 タイトルにもあるとおり、 TortoiseGit への WinMerge の導入の仕方です。 今まではソースコードくらいしか差分で確認しなかったので、 TortoiseGit 標準の Diff ツールで問題なかったのですが、 LibreOffice の Writer が最近自分の中で便利だと話題になっていて、それを差分表示するためにちょっと調べてみました。 #Writer は、文章書いて、ちょっと絵をいれたり表を作るのに便利だと思います。 #リッチテキストのエディタを探していて、これが一番よさそうな気がしたので使ってます。 それとブログを書くときはあまり長く書かないつもりだった、 Win7 PC が社畜PCになってしまった際の原因と対策も後半に書きました。割と有用な情報かもしれませんので、時間がありましたらご覧下さい。 まずは TortoiseGit で Writer の odt ファイルを管理して、差分も普通に表示させる方法です。 WinMerge(+plugin) 導入手順 すでに TortoiseGit はインストールしてある前提ではなします。 1.信頼と実績の窓の杜様から WinMerge 日本語版をダウンロードします。 WinMerge - 窓の杜ライブラリ 私の PC は 64 ビット版なのでそちらを選びました。 2.WinMerge をインストールします。 フォルダを指定し普通にインストールできます。 インストール直前の設定で TortoiseGit をチェックしておくと自動的に TortoiseGit の利用する Diff ツールの設定を置き換えてくれるようです。 これの設定は TortoiseGit の設定の Diff ツールの項目で確認できます。 3.LibreOffice Writer のファイルを読むためのプラグインをダウンロードします。 ぐぐって出てくる英語版のDLサイトは応答がなかったりしましたが、日本...