この映画は、真面目に生きて苦しんでいる人に見てほしいと思った。 私だって、真面目に生きているつもりだ。 しかし、真面目に生きるとは何か?ルールを守ればよいのか?義理を通せばよいのか?そんな見えないものに苦しめられて生きることは真面目とは言わないのではないかと感じた映画だった。 ※もちろん悪いことをすることを奨励しているわけではないし、許されるべきではない。せっぱつまっていたら、視野を広げる良い機会になるかもと思っただけだ。 画像引用:「 シャイロックの子供たち 」 https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0C54LLJ7K 「不適切にもほどがある」というドラマが楽しくて、阿部サダヲのにわかファン状態だった私が、他のキャストも好きなのでアマゾンプライムで無料で見た作品なのだが、2時間2分という長さ以外はとてもよい作品だった。 (もちろん、見ている間は飽きることはなかった) 1円でも帳尻があわなければ、残業してでもその帳尻を合わせると聞いたことがある程度の知識だが、金貸しというジャンルで見ればいろいろと法的に危ういことがあったり、営業の世界も他の業種と同じく体育会系の血反吐をはくような世界なのだなとおもった。 (私的には、無茶な営業の契約を守るために血反吐を履く開発者たちがいることも忘れてはいけない) ~ここからはネタバレがあるかもしれない~ ある銀行のルーキーが汚い取引相手に触れて堕落していく、最初はそんな出だしだ。 そして、それとはまったく別の方で動き出した手続きが、ある銀行支店の大きな犯罪行為を暴き出す。そういった流れだ。 それぞれの俳優(表現をわけたくないので俳優に女優も含みます)たちの演技や、それぞれの立ち位置を際立たせる演出も良かった。 1つ前にみた法廷OOという映画は、レビューは星4のくせにゴミみたいなストーリーに、うるさかったり退屈だったりする展開だったが、今回のは、本当にそれぞれがうまく調整をしているかんじだった。 哲太さんだけ役柄上こわかったかんじはあるが、あーいう人も営業の上にはいるんだろうなと思った。 ここから重要だ。 冒頭に書いた、真面目に生きるとは何か。 別にこの映画はそんな大それたことを言うものではないと思う。 ちょっとオーバーに書いた。 しかし、ラストになるに従い、いろいろな人たちの顛...
ゲームやドラマ・アニメの感想や、何となく思ったことを不定期に書いてます。